オンラインカジノには税金はかかるの?

インターネットに接続できるモバイル端末やPCさえあれば手軽に遊べるオンラインカジノは、単にカジノゲームが遊べるというだけでなく、本場カジノ同様に実際にお金を賭けて勝利すれば配当金を手にすることができる本格的なギャンブルです。もちろん負けた場合は賭け金が回収されてしまいますが、これは本場カジノや他のギャンブルと同じでリスクがつきますが、大当たりして配当を手にした時のスリルと興奮がオンラインカジノで楽しめます。ランドカジノ(カジノ施設)へ遊びに行く時のように資金をたくさん用意しなくても、ほとんどのオンラインカジノは10ドル(約1,100円)から気軽に始められ、大きく賭けたい場合は数千ドルまで一度に賭けることもできます。オンラインカジノは他のギャンブルよりもプレイヤーへの還元率が高いと言われており、誰にでも一攫千金のチャンスがあります。カジノの勝利金は私たちにとって嬉しい臨時収入になりますが、高額配当を手にしたら税金はどうなるの?と気になっていた方も多いはず。当サイトでは、オンラインカジノで勝利し現金を手にした際の税金について詳しく解説します。

オンラインカジノの勝利金に税金はかかる?

その答えは「税金はかかる」です。オンラインカジノの勝利金は、税法で定められる課税対象となる金額以上の配当金を得た場合、税金を納める必要があります。

オンラインカジノを含めたギャンブルでの収益は税法上「一時所得」とみなされ、所得税を納税する必要があります。一時所得とは、「営利を目的とする継続的行為から生じた所得以外の所得で、労務や役務の対価としての性質や資産の譲渡による対価としての性質を有しない一時の所得(国税庁 平成31年4月1日現在法令等より抜粋」のことで以下の内容が該当します。

  1. 懸賞や福引きの賞金品(業務に関して受けるものを除きます。)
  2. 競馬や競輪の払戻金
  3. 生命保険の一時金(業務に関して受けるものを除きます。)や損害保険の満期返戻金等
  4. 法人から贈与された金品(業務に関して受けるもの、継続的に受けるものは除きます。)
  5. 遺失物拾得者や埋蔵物発見者の受ける報労金等

オンラインカジノについては明記されていませんが、(2)の競馬や競輪の勝利金と同様の分類となりますので、一時所得に相当します。例えば宝くじの当選金は一時所得の課税対象ではないのですが、その理由は、宝くじは購入した時点であらかじめ課税されているからなのです。

競馬や競輪、パチンコで得た所得は、課税対象になりますが、競馬やパチンコに勝って税金を払った、という話はほとんど聞きませんよね。実際、これらのギャンブルでは景品交換という名目で、勝利した場合その場で金品がやり取りされることになりますので、言ってしまえば証拠は残らないわけです。払い戻しに身分証明も必要なく、銀行やカードに履歴も残らないため言ってしまえば課税対象となる高額の配当金を得て税金を払わなかったとしても、バレない可能性の方が高いのです。オンラインカジノで得た所得についても、税法上非課税対象とはなっていないため、課税対象となる金額以上の配当金を得た場合、納税の義務が発生することは既に述べた通りです。パチンコや競艇などと違うのが、オンラインカジノの勝利金は、ecoPayz(エコぺイズ)やVenus Point(ヴィーナスポイント)などのオンライン決済システムを使うと銀行での取引履歴が残りますし、便利な銀行送金の出金も当然履歴が残ります。そのためオンラインカジノからの所得を完全に隠しておくことは難しいと言えます。楽しくオンラインカジノをプレイして勝利金を得たら、やはり納税の義務はきちんと果たしておきたいものです。